今週のチェコ

今週のチェコ(10月12日〜18日)|上院選挙でバビシュ首相のANOが議席ゼロ、9月の物価上昇率2.5%ほか

公開 情報確認 約2分 書いた人:(チェコ在住)

結論

10月17日まで行われた上院選挙の決選投票で、野党の「市長と無所属」が候補14人中10人を当選させて最多となり、バビシュ首相の与党ANOは1議席も取れませんでした。上院は引き続き野党が多数を占める見込みです。

チェコで報じられているニュースから、10月12日〜18日の大きな話題を3つ抜き出して、日本語でまとめています。

今週の3行まとめ

  • 上院選挙の決選投票で野党の「市長と無所属」が最多、バビシュ首相のANOは議席ゼロに
  • 9月の物価上昇率は2.5%に加速。ガソリンなど燃料の値上がりが主な理由
  • チェコでいちばん高い建造物だった、リブリツェの送信所の鉄塔2本を爆破解体

【政治】上院選挙の決選投票、バビシュ首相のANOは議席ゼロ

先週末、議会の上院の選挙で決選投票が行われ、22の選挙区で当選者が決まりました。最も多く議席を得たのは野党の「市長と無所属」(首長たちを中心にした政党)で、候補14人のうち10人が当選しました。同じく野党のODS(中道右派の政党)も7人が当選しています。一方、バビシュ首相の与党ANOは今回の選挙で1議席も取れませんでした。決選投票の投票率は21.12%でした。

バビシュ首相は結果を「壊滅的」と述べ、地方の組織に原因があるとの考えを示しました。上院は引き続き野党が多数を占める見込みです。

参考:ČT24(上院選挙の結果)、iROZHLAS(上院選挙の結果)

【経済】9月の物価上昇率は2.5%、燃料の値上がりで加速

チェコ統計局は、9月の消費者物価が前の年の同じ月より2.5%上がったと発表しました。8月より0.6ポイント高い伸びです。いちばんの理由はガソリンなど燃料の値上がりで、燃料の価格は前の年より37.5%高くなりました。一方、電気は10.6%、ガスは4.0%前の年より安く、食品の値下がりも物価を押し下げています。

上昇率はチェコ国立銀行の予測を0.3ポイント上回ったと報じられています。燃料高の背景には、中東情勢による原油高があるとされます。国立銀行が近く利上げに踏み切る可能性がある、という専門家の見方も出ています。

参考:チェコ統計局(9月の消費者物価)、iROZHLAS(9月のインフレ率)、iROZHLAS(利上げの見方)

【社会】国内でいちばん高かったリブリツェ送信所の鉄塔を爆破解体

先週木曜日、チェスキー・ブロト近くのリブリツェ(Liblice)で、ラジオ送信所の鉄塔2本が爆破で取り壊されました。鉄塔の高さはそれぞれ355メートルで、チェコでいちばん高い建造物でした。1976年に使われ始め、かつては国内で最も強力な中波ラジオの送信所でした。

報道によると、鉄塔はすでに放送に使われておらず、直して使い続けるための資金を出す相手も見つからなかったため、取り壊しを決めました。残すには少なくとも約1億7千万コルナかかると見積もられていました。

参考:iROZHLAS(リブリツェの鉄塔の解体)、ČT24(リブリツェの鉄塔の解体)

今週末〜これからのイベント

  • 10月28日(水)20時から:プラハ城のヴラジスラフ・ホールで、国家勲章の授与式が行われる予定です
  • 11月28日〜1月6日:プラハのヴァーツラフ広場でクリスマスマーケットが開かれる予定です(10〜22時)

参考:プラハ城(勲章授与式の案内)、プラハ市観光局(クリスマスマーケット)

参考にした資料

2026年10月19日時点で、次の資料で内容を確かめています。

#ニュース#政治#経済

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